令和8年1月29日
皆さま、こんにちは。
秦野市議会議員の中村知也です。
この度、行政視察「議会改革について」として三重県鈴鹿市を訪問してまいりました。
鈴鹿市は、F1日本グランプリで有名な鈴鹿サーキットがある街として知られています。
今回はその概要と、特に心に残ったお話を中心にご報告いたします。
鈴鹿市の基本概要
- 市制施行:昭和17年12月1日(鈴鹿郡5カ村+河芸郡2町7カ村の合併)
平成の大合併では単独市を選択し、現在もその独自路線を維持しています。 - 人口:192,865人(令和7年12月末現在)
うち外国人住民が10,641人と多文化共生が進んでいるのが特徴です。
(男性96,536人/女性96,329人) - 世帯数:90,359世帯
- 市域面積:194.46km²
東は伊勢湾、西は鈴鹿山脈まで東西に長く、平地が多い地形です。
産業面では自動車関連企業が多く立地し、経済基盤がしっかりしている印象を受けました。
鈴鹿市議会の概要
- 議員定数:28名(現員26名)
- 常任委員会:総務・文教環境・地域福祉・産業建設の4つ(それぞれ6〜7名規模)
- 予算決算委員会:議長・副議長を除く全議員で構成(現員24名)
- 議会運営委員会:7名
- 特別委員会
- 会派構成:6会派等(会派4+諸派2)
一番印象に残った話:市議会公式YouTubeチャンネルの「削除」経験
視察の中で最も衝撃を受けたのは、鈴鹿市議会が運営していた公式YouTubeチャンネルが、ある時期に突然削除されてしまったというエピソードです。
YouTubeのチャンネル削除といえば、一般的に暴力的なコンテンツや性的表現が理由としてよく挙げられますが、それ以外にも
- ワクチンに関する否定的な見解
- 地球温暖化への異論
- その他、プラットフォームのコミュニティガイドラインに抵触すると判断されたもの
など、多岐にわたるケースが国内外で報告されています。
鈴鹿市議会の場合も、詳細な削除理由はYouTube側から明確に開示されなかったそうです。
ただ、運営側と連絡を取って再審査や対応を依頼すれば、意外と早く復旧するケースが多いとのこと。
それでも「なぜ削除されたのか」がはっきりしないまま、という点が非常に気になりました。
ここに、外国企業が提供するプラットフォームに依存するリスクが如実に表れていると感じました。
私たちの議会活動や公的な発信は、市民の知る権利を支える大切なものです。
それが一企業のポリシー変更やアルゴリズム判断で突然失われる可能性がある――これは単なる「鈴鹿市の話」ではなく、全国の自治体、ひいては民主主義の基盤に関わる深刻な課題です。
もっと深くお聞きしたかったのですが、時間切れで質問できなかったのが心残りです。
今後、秦野市議会としても、議会中継のバックアップ方法や、自前サーバー・複数プラットフォーム活用、オープンデータとしてのアーカイブ保存など、検討を進めていきたいと思います。
まとめ
鈴鹿市は人口規模も産業構造も秦野市と似た部分があり、参考になる点が大変多かったです。
特にデジタルツールの活用とその脆弱性については、今後の議会改革の大きなヒントになりました。
中村知也
(秦野市議会議員)


