令和7年予算決算常任委員会総務分科会(2025年9月10日)での発言
このたびの総務分科会において、いくつかのテーマについて質問をさせていただきました。市民のみなさまの安全と暮らしを支える行政の取組について、丁寧に確認する機会をいただきました。以下に、主な内容をお伝えします。
消防団の教育・訓練と安全教育について
質問
消防団員の数が減少傾向にある中、現在の人員で最大限の力を発揮するためには、教育や訓練が大切だと考えます。特に、団員報酬に関連して、訓練の内容や頻度についてお伺いしました。また、チェーンソーやエンジンカッターなどの回転工具を実際に使う場面で安全に扱えるか、不安を感じることがあるため、安全教育の計画についても尋ねました。
市の答え
新規入団員には、神奈川県消防学校での基礎的な礼式訓練や資機材取扱い訓練を受けていただいています。また、全団員を対象とした風水害を想定した総合訓練や、運転技術向上のための講習も実施しています。
回転工具の安全教育については、過去に林業従事者の団員による講習を実施し、今年度も計画的に行う予定です。さらに、消防団員委員会で訓練内容を検討し、安全教育を反映していくとのことでした。
意見・要望
自身も消防団員として活動する中で、建設現場で見た事故の経験から、安全教育の重要性を強く感じています。特に熟練者ほど油断から重傷を負うケースもあり、死亡事故の事例も見られます。こうした教育を着実に進めていただき、団員が安心して活動できる環境を整えていただければと思います。
エシカル消費(倫理的消費)の普及について
質問
消費生活行政事業費の中で、エシカル消費を地域情報紙で広報した取組について、その意味と具体的な内容をお伺いしました。また、家庭用品品質表示法や消費生活用製品安全法に基づく立入調査の内容と結果についても尋ねました。
市の答え
エシカル消費とは、人や社会、環境に配慮した商品やサービスを選ぶ消費行動です。森林保全製品やフェアトレード製品、地元商品などの購入が例で、消費生活講座や展示コーナー、イベントを通じて普及啓発に取り組んでいます。
立入調査では、市内店舗の表示やPSCマークの確認を行い、令和6年度は違反事例はありませんでした。
意見・要望
安価な商品に流れやすい一方で、生産背景に過酷な労働がある場合も考えられます。国内の農家が十分な収入を得られない状況も含め、こうした意識を市民の中に育てていくことが大切です。また、横文字の用語は分かりやすい言葉で伝える工夫もお願いしたいと思います。安全な消費環境を守っていただき、引き続き取り組んでいただければ幸いです。
自転車等の放置防止対策について
質問
放置自転車の撤去状況を区域別・月別でお伺いし、特に東海大学前駅周辺が多い点について、大学への対応の経緯を尋ねました。
市の答え
令和6年度の撤去台数は東海大学前駅周辺が全体の約60%を占めています。大学とは合同講習会やキャンペーンで放置防止を周知しており、今後も継続する予定です。
意見・要望
放置自転車は景観や防災の妨げにもなります。撤去・返還だけでは市民の負担感が残るため、全国の事例も参考にしながら、より効果的な防止策を研究していただければと思います。
職員の自己啓発と学校体育施設開放について
質問
職員研修費の自己啓発の内容と、メンタルケアを含む視野の広い研修の可能性について尋ねました。また、学校体育施設開放経費が増加した理由と、電子錠導入の経緯・効果についてお伺いしました。
市の答え
自己啓発は資格取得費の一部助成で、土木施工管理技士やファイナンシャルプランナーなどが対象です。メンタル面は階層別研修でのグループワークを通じてつながりを深めています。
学校体育施設の経費増加は電子錠全校導入が主な要因で、鍵の受渡し負担が軽減され、教職員の業務時間は年間約2,000時間削減されました。利用団体からも利便性向上の評価が高く、満足度は85%です。
意見・要望
職員の心のケアや広い見識を養う研修も検討いただければと思います。
学校体育施設は市民の健康や絆づくりに欠かせません。電子錠システムの安定運用と、今後のエアコン設置なども含め、利用しやすい環境をさらに整えていただければ幸いです。
ふるさと寄附金について
質問
歳出の内訳と、市民の他自治体への寄附による流出額を含めた収支、寄附増のための戦略をお伺いしました。
市の答え
歳出は返礼品代金や手数料などが主で、収支は交付税補填を含めて黒字です。戦略として、返礼品の魅力向上、ガバメント・クラウドファンディングの推進、体験型返礼品の拡充などを進めています。
意見・要望
都市間競争が激しい中、制度を好機と捉え、積極的に寄附を増やす取組を進め、収支が赤字とならないようお願いいたします。
以上が主な発言内容です。市民のみなさまの声に耳を傾けながら、これからも安全で豊かなまちづくりを目指してまいります。ご覧いただき、ありがとうございました。
